- Miki Yoshioka

岡山県・瀬戸内の港町出身で、小さいころから潮の香をかいで育ちました。高校卒業まで水泳をやっていて、大学進学で福岡県の北九州市に来てから海で遊ぶうち、魚を獲ることや海とともに生きる知恵や術に興味をもちました。
ときどき旅に出ては海に潜ったり、漁師さんや海人・海女さん、カナダの先住民の方々のお話をうかがったりしていたのですが、もっと海の呼吸を感じながら暮らしたいという想いから、2013年5月に長崎県五島列島の小値賀島に移住しました。 　むかしむかしから海とともに生きてきた島には、海の厳しさを乗り越えて恵みを活かす知識や知恵、技術があり、歴史や習俗が息づいています。でも一方で、海は様々で複雑な問題を抱えていて、海に拠って暮らす島だからこそ、日々の暮らしから海の姿が消えることが島のコミュニティ自体の衰退に直結すると思っています。 　自然のちからを借りて魚醤をつくる暮らしをしながら、島の良さを活かし発信すること、海とともに生きるということを受け継ぎ、次世代につなげていきたいです。